家の中を見渡してみると、カギがかかるところというのは意外と限られてきます。
玄関ドアをはじめとするドアといえば、あとは我が家の場合、トイレだけです。
それさえも来客がある時以外はめったにかけることはありません。
他は各部屋の窓ですが、夏の間はどうしても開けておく機会が増えます。
風を通すためには窓を開けておくことが大事なのですが、誰もいない部屋の窓を開けっ放しにしておくのも不用心なので、ホームセンターで買ってきた窓を開けておきながら、ロックして動かないようにできるカギを使っています。
これなら人が入れない程度にまで窓を開けた位置で固定することで、空き巣に入られるのを防ぐことができます。
これまでは補助ロックを使うことで、家の中の施錠は万全と思っていたのですが、最近になってカギを取り付けたいと思う場所ができてきました。
それが網戸です。
網戸に取り付けられるのかどうか、具体的に調べてみたことがないので何とも言えないのですが、玄関を網戸にしているお宅を見るとカギをつけているのかなと気になります。
網戸ですから、勢いをつけて体当たりすればバリッと破れてしまうでしょうが、少なくとも引っ張ってみて開かないと分かった時点で、空き巣の方がためらうと思います。
かなりの音もするでしょうし、その危険を冒してまで、あえて入ってくるかと考えると、他をあたるのではないかと思うのです。
空き巣は通常、開錠するのに５分以上かかると次に行くと言いますし、入るのに体当たりして物音をたてるなどといったことは、もっとも避けたい事でしょう。
もしも玄関ドアや物干し、ベランダに出るすべての網戸にカギをかけることができたら、家族が皆出かけて自分ひとりだけというときでも、少しは安心して窓を開けて風を通すことができると思います。
風を通すことで家の中の邪気が払われると言いますし、風が通れば部屋の中も涼しくなって節電に一役買えることでしょう。